ここでは、実際に契約しているケアマネとどうにもこうにも合わない場合どうしたらいいか、というお話をします。
にんげんだもの(みつを)、理由があってもなくても、ケアマネと利用者の相性が悪いことはあり得ますしあり得ないわけないないのです。
相性の悪さに悩んでいる利用者さんだけじゃなくて、ケアマネサイドの人にもぜひご一読いただきたく思います。
「いいケアマネージャーの選び方②」の続きです☆
このシリーズ、思った以上の長丁場になり、自身でも驚きを隠せません。
それだけこのテーマについて思うことがあるんでしょう
今までの二回の記事で少し(?)ケアマネの仕事の裏側をぶっちゃけました。
まとめていいのかどうかはともかくとして、まとめますと
・要支援より要介護1・2、それより要介護3・4・5の方が報酬が高い
・一か月に一回でもサービスを利用してくれれば実績(売上)になるけど、利用がなければ報酬なし
・住宅改修、福祉用具購入はケアマネには(☆別パターンで理由書作成料は入ることも)報酬なし
・身の回りのことを親身になって支援してもそれに関する報酬なし
・ケアプランの変更は大変だけど、何回変えても報酬は同じ
この辺のことを頭に入れて(もらっていいのかな)、次に行きましょうか。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
ケアマネと合わない場合はチェンジをしてもOK
そもそもなんですけど、ケアマネの選び方ね、多分皆さんすごく受け身というか遠慮がちなんですね。
だいたいのケアマネが、病気をしてかかっている(入院している)病院や医院の紹介だったり
介護相談に行った地域包括支援センターなんかで紹介されたり
ちょっと飛び込みで入った先のケアマネだったり知人の紹介だったりで契約するのかな。
私の利用者さんも上記のパターンがほとんどです。
そのケアマネと相性が良ければもちろんいいんですけど、人間同士のことですから、お互いが悪くなくても合わないことって絶対あるんです。
だって、男性がいいなとか女性がいいなとか、若い方がいい、いや、年配の方がいい、それこそよく喋るケアマネがいい寡黙な人がいい、ありませんか?
もしね、ヘルパーが合わなかったりデイが楽しくなかったりしたら、みんなケアマネに頼んで新しいところ紹介してもらうでしょ?
でもね、ケアマネが合わなかったら、みんななぜか我慢するんですよね。
申し訳ないんですが、今は要支援の方はなかなかケアマネを選べる状況にはないですし(理由はこちら☞「介護保険の要支援の仕組みは複雑! 要支援のケアマネ、訪問介護、デイ、サービス」)
事業所が少ない田舎なんかですとケアマネの数も少ないかもしれない。
ただ、ある程度以上の環境であれば、ケアマネやケアマネ事業所は飽和状態でごろごろ余ってますから(ハイ怒られろ)
好き放題(は言い過ぎかいやそうでもないないやそうでもあるな)ケアマネを選ぶことは可能です。
なのに、なぜか遠慮して合わないケアマネに我慢しがちなんですけど、それはお互いにとって悲劇。
陽気に訪問した先の利用者さんが
と実は思ってるとしたら、私ならショッキングです。
だからですね、ケアマネと合わなきゃ遠慮なく違う人に担当してもらいましょう。
これね、まあヘルパーとかのサービス事業所を変えたいならケアマネに頼むじゃないですか。
でもケアマネの変え方がやり方わからないから我慢しているってのもあると思うんですね。
じゃあケアマネを変えたい場合はどうすればいいの?
ケアマネを替えたい時 同じ事業所内でケアマネの交代をする
まず、複数人ケアマネがいる事業所であって、そのケアマネとは合わなかったけど他のケアマネならいいかなっていうのであれば
同事業所の他ケアマネに交代するのも可能です。
そしたら一から契約しなくても済むし、今までの情報も残ってるし、手続き的には楽です。
だがしかし。だがしかしですよ奥さん(誰)。
そこに至るまでの手順考えてみようか。想像してみようか。
言えますか奥さん(誰)。
とはいえうちの事業所でも、利用者さんからの希望で担当が変わったケースはあります。
上司あてに「あの人は合わないので他のケアマネを変えてください」という電話があって交代したこともあるし
単純にケアマネと利用者さんが喧嘩して「他の人に代わって!」てなったこともあります。
私じゃないよ!!
私は家庭以外では非常に穏やかで、家庭以外では平和主義で、家庭以外では超絶外面いいのでこういった事態になったことはございません。
ただまあ始めに書きましたように、それまでの情報や経緯が残っているのは利用者さんサイドにとっても楽なので
少し合わないなとか、本当に「実は男性が良かったんです」とか、たまにしか来ないパートさんが担当だけど常勤の人がいいとかなら、事業所内での交代がいいかなと思いますよ。
でもね。まあこっからは私のひとりごとなので、聞くも聞かぬもご自由になんですけど。
合わなかったり信用できなかったケアマネがいて、あの人なんなんざますかって上司に電話して、申し訳ございませんじゃあ別のケアマネが担当しますってなって、じゃあいいかって思っても、基本情報は嫌だったケアマネが作ったやつ絶対使うし、何かあったら事業所内で利用者さんの相談もするし、その時に担当離れたケアマネが「あの人ああですよ」って助言したりするし
ってことです。
だからよく芸能人がしてるみたいな、円満離婚的な別れならいいでしょうけど、そうじゃないなら他の事業所のケアマネにした方がいいんじゃないかなあと思います。
ケアマネ個人の資質はもちろんありますけど、この業界は事業所のカラーも強いですから。
ここで過去二記事で長々語った、ケアマネは、何で儲かって何では儲からないかを思い出してみてください。
どの業界もそうでしょうが、儲け主義の強い事業所っていうのが少なからず存在します。
お金にならないことはするなと。
どんな状況でも、レンタルだけでもしてもらって売り上げを出せと。
系列事業所のサービス以外は使わせるなと。
度を超すとそりゃよくないかもしれないんですが、「いいケアマネージャーの選び方① ケアマネの本当の仕事内容と報酬は?」でも少し書きましたけど
ほんとケアマネって仕事に終わりがなくて、報酬につながらないことも求められすぎるので、こちらも商売である以上多少は仕方がないかなと思います。
もしかしたら、ケアマネと合わなかった理由は事業所の方針にあるかもしれない。
ならば新しく次を探すのも一つの方法です。
その方法がまさかの次に続く☟
「いいケアマネージャーの選び方④ いいケアマネの条件と口コミが一番」
「申し訳ない!」