ケアマネの仕事に終わりはありません。
きつい言い方をすれば、仕事内容にきりがありません。
「ケアマネは便利屋になってはいけない」と百万回言われてきた便利屋体質のケアマネが、その仕事の現実を叫びます。
ケアマネの選び方 その裏話の続きです☆
前回は、ゲスの極み裏話、失礼いたしました。
なんかね、ケアマネの報酬てよくわかってないからみんな。
すっげーもらってると思ってるからみんな。
役所からがっぽしもらってると思ってるからみんな。
実際のところを言いたかったんすわ。
とりあえず、前回の記事である程度のケアマネの報酬はわかっていただけたと思います。
そして、担当していたら、訪問していたら、いつでも報酬が入るわけではないってこともわかっていただけたと思います。
さあそのあたり踏まえて、続きいってみよう!!
目次(クリックするとその項目に飛びます)
ケアマネの本当の仕事内容とは
ケアマネの仕事はケアプランを作成して、その実績を給付管理して国保連に提出する。
以上。
だったらそりゃ楽だろう!
実際はまあ、ありとあらゆることをしています。
ありとあらゆることを今思い出して書こうかと思ったけど
書いてりゃキリがないというのと
書いてるだけで疲れるのと
多分書いてるうちになんかし忘れてた仕事とか思い出して変な汗かくのでやめときます。
身寄りがない方とか高齢者世帯だと、もう何もかもケアマネが動くっていうことも少なくありません。
だがしかしここからポイント。
「私は絶対にケアプランのこと以外はやりません!!」
というケアマネもいます。
必要最低限のことしかしませんと。
これに関しては、同業者として見習わないといけないとも思います。
私は「ノーと言えない日本人」代表なので、頼まれたら本当に断れない。
犬の入浴介助までしたことあります。
ヘルパーの単位が足りないから、おむつ交換するとか通院介助するとかザラですし、利用者さんを生活保護にするために悪戦苦闘したこともあります。
お金に関わること以外は断らずにしてますので
利用者さんは喜ぶけど忙しくなって困ることもあるし
そうなると他の利用者さんからの本来のケアプラン関係の相談を後回しにしてしまうこともあるし、それも良くないですよね。
だからね、何でもかんでもしてくれるケアマネがいいケアマネではないと思います。
実際、次に書くように、真面目に利用者さんのことを考えていいケアプランのために仕事をしていたら、それだけで十分忙しいですから。
ケアマネの仕事の醍醐味
一番ケアマネが楽なパターンをぶっちゃけますね。
きちんとしたキーパーソン(家族)がいて、本人も要介護でありながらも状態が変わらず、ケアプランは最初に立てたもので問題なく何年も生活している。
なおかつ訪問は月に一回のみ、必要なことはきちんと教えてくれてかつ長すぎないかつ何にも出さない
これはプロ利用者ですわ。
こういった方も別に珍しくないんですけどね。ありがたいことに。
でもね、なんたって支援や介護のいる人の生活なわけですから
調子悪くなったり
それこそ認定調査した時より状態が悪くなったり
ケアプランの見直しが必要な時期というのは来るわけですよ。
もう必ず来ます、もちろん来ます。
今までは週に一回の買い物のヘルパーだけで何とかなってたけど、もう足の筋力が低下して家でお風呂に入るのも厳しいなあって。
そうなった時にね、ケアマネの立場であれば
じゃあデイサービスでお風呂に入りましょうか
それともヘルパーさんにお風呂入れてもらいましょうか
その場合は福祉用具の購入もしましょう。
デイサービスはどこに行きますか?
小規模通常規模、レクに力を入れてるとこ、リハビリ重視、食事豪華いろいろありますよ、とね
思いつく限りのサービスを提示して、これがいいかなって思う所をパンフレット渡して、できるなら体験利用してもらって担当者会議して、曜日や時間決めて利用開始、気に入らなければまたほかの方法考えましょうって流れです。
つまりは利用者さんのことを考えていろんな情報を提供できないといけないし、提供すればするほど自分の仕事は増えますが、報酬は変わりません。
…と、ここまで書きまして
そしたらサービスの変更とかお願いするとケアマネが大変になるだけなのか、じゃああんまり言わずに遠慮しよう
そう思われる菩薩みたいな人が現れてはいけないので、今から全力言い訳違うフォローさせてください。
私らケアマネは、この作業が楽しくてこの仕事している人がほとんどです。
根っからのドМなのかいやこれもあかん表現やなサービス精神旺盛なのかこれも違うな人のお世話が好きなのか多分これだな、ケアマネの仕事の醍醐味ってこれよねってみんな言います。
自分が紹介したサービスを利用者さんが気に入ってくれて
利用者さんや家族さんの生活の質が良くなって
楽しく生活ができるようになる
文章にするとなんて偽善者っぽいんだと思いますが、この喜びは本当にアドレナリンがだだ洩れです。
だから、別に忙しくなっても利用者さんのためにプランを変えるのは全然いいんですけど、実際そうでないケアマネもいるというかいないこともないというかけっこうびっくりする人いるというかもうやめとけ。
なんかだんだんこの話続けていいかわからんようになってきましたが、どうやらまだまだこの話続きそうです
よろしければまたお付き合いください☞続きはこちら「いいケアマネージャーの選び方③ ケアマネと合わない場合(同じ事業所での交代)」