ケアマネ日記

家族が認知症かなと思ったら どういう病院を受診すればいいの?

高齢化社会で大きな問題とされている認知症。

世間での認知症に対する知識も、一昔前に比べてずいぶん進んでいると感じます。

 

とはいえ、いざ家族に認知症の兆候が表れたとき、どうしていいかわからず困ってしまう人はまだまだ少なくありません。

認知症は非常にデリケートな問題であり

「風邪気味だから病院に行こう」というように

「認知症気味だから病院行こう」とはなかなか言えませんよね。

 

でもですね、認知症は早期発見早期治療早期対策

なんか早口言葉っぽい

そして早期からの周りの理解がとっても大事なんですね。

 

そう、私の経験上

認知症をどれだけ早く治療するかというよりも、どれだけ早く周りの人がその認知症を理解するか

これが大切さと思っています。

これこじらせてよろしくないルートをたどったケース山ほどあります。

 

あなたの家族が周りの人が

もしかして認知症かも?

そう思ったときどうすればいいのかそんなお話をしたいと思います。

①主治医に相談する

たいていの高齢者の方は、かかりつけの病院があるかと思います。

もしこの主治医がいなくて、もしくは整形外科や眼科耳鼻科だけしか通っていない

そういった方は、お近くの町医者の内科に行きましょう。

心療内科を受診できればベストですが、それが難しければとりあえず内科で大丈夫です。

 

本人を連れて受診しますが、本人目の前にして「ちょっと最近認知症っぽくて」

そう言えない場合は

あらかじめ電話でアポを取っておくとか

受付で事情を話しておいていただければと思います。

 

一般的な問診のあと、認知症のテストをしたり問診をしたりします。

大切なのは普段の様子を見ている方からの情報なので

本人は席を外し、家族から医師に状況説明できるようにしてもらいましょう。

このあたりの配慮ができない病院なら他に行ったほうがいいです。

認知症が不得意な医師はまだまだ存在します。

そのような医師に認知症の相談をしたところで

お互いがイラついて時間がもったいないので

ダメなら次へゴーゴーです。

 

問診やテストの後、必要であれば、簡単な認知症の薬は町医者でも出してくれますので、とりあえずはそれで様子をみてみましょうとなるかもしれません。

 

とはいえ認知症の薬はあくまで治療ではなく進行を遅らせるものですので、根本的な解決にはなりません。

たまにめっちゃ効く人もいるんですけどね。

あれなんでやろ。

②脳神経外科・専門外来を受診する

主治医から紹介されることもあるでしょうし、はじめから行けそうであればこちらの選択がベストです。

大きな病院の脳神経外科や認知症外来などの専門外来では、脳のMRIや全身状態の検査を行ってくれます。

これ超大事!!

 

認知症は加齢による症状ではなく、立派な(ていう言い方もどうだろか)疾患です。

脳の萎縮やその他の病気が原因で起きることもたくさんあります。

そして、認知症は治らない不治の病のイメージがありますが

他の病気が原因で一時的に認知症のような症状が出ることも少なくありません。

 

特に、急に認知症が進んだ場合、他に何らかの原因があり、そちらを治療することで症状が治まることがあります。

怖いのは、ああなんだか認知症になっちゃったな

そんな歳だから仕方ないかとほほ

あきらめて放置しておくこと。

他の病気を見逃してしまいますよ。

そして、実際に認知症の確定診断が下りたとして、やはり専門医の知識はさすがですので、的確な投薬やアドバイスをしてくれます。

ちなみにですが、私の地域には大きな認知症専門センターがあり

それはそれは対応もさすがなのですが

あんなに看板に大きく「認知症」と書かれると

こっそり連れていけないのでそこはご勘弁願いたいです。

ですから、私が家族さんに認知症の病院の相談をされたときは、認知症に強い脳神経外科の医師を紹介し

本人には「定期的に脳の検査をしたほうがいいですよ」と説得します。

 

ごくたまに、自分で違和感を感じて認知症を調べてほしいと言われる方もおられますが

やはり「私がボケてるとでも!?」的な警戒心をむき出しにされる方のほうが多いので

そこは要注意ですね。

私も嫌われたくないですし。

 

 

認知症に理解のある病院はここ数年ものすごく増えています。

一昔前、認知症が「痴呆症」と呼ばれていた時代とは比べ物になりません。

それだけ認知症が社会問題化しているという事情もあるんでしょう。

 

次は、認知症の診断が下りたら、周りのひとはどうするべきか、そういった話をしたいと思います。

これは本当に大事。

気合い入れて真面目に書いていく所存です。

多分。