ここでは、要介護認定調査の項目のうち「介助の方法」で判断する
「食事摂取」「排尿」「排便」
について説明していきます。
要介護認定調査の続きです。
排泄(排尿・排便)の状況は、どこの市町村も非常に重視しますので、事細かに書きます。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
食事摂取 (第2群 2-4)
「介助されていない」「見守り等」「一部介助」「全介助」
「介助されていない」と「全介助」についてはだいたいお分かりかと思いますが、ここで判断が難しいのは「見守り等」と「一部介助」です。
「見守り等」は、常に横で付き添っている状態です。
動作的には自分で食べることができるけれども、声かけが必要だったり指示しないといけなかったり、その時食べるものを目の前に出す「皿の置き換え」もここに含まれます。
「一部介助」がですね…定義が多いんですわ。
自分でも食べられるけど、途中に介助で口に運ぶのも一部介助だし
食卓で小さく切ったりほぐしたりするのも一部介助だし
お皿に残った食べ物を、食べやすく端っこに寄せたりスプーンに乗せるのも一部介助です。
あとですね、経管栄養(胃ろう等)、中心静脈栄養の場合は、ほとんど介護者が注入しているかと思いますが、その場合は「全介助」になります。
排尿 (第2群 2-5)
「介助されていない」「見守り等」「一部介助」「全介助」
排泄関係はまあまあ聞きにくいんですけど、調査結果に大きく反映する項目でもあるので、根掘り葉掘りくわしく聞かねばなりません。
この排泄以外でも、認定調査には認知症を調べる項目もたくさんあり
本人の前では言いにくいことももちろんあるでしょう。
そういった場合はですね、調査員はあとでしっかりお時間取って、同席者から個別に聞き取りしますので
本人の前で事実を赤裸々にお話する必要はないです。
これね、本人前にして
「この人はこうでこうで困る!」
「今これできるって言ってますけど、全然できてないです!」
必死でアピールする同席者の方多いんですけど
調査員逆に困っちゃうななのであとで大丈夫です。
ただ、調査のはじめに「あとで時間ください」とでもささやいておいて下さいね。
そしてらいろいろと時間も手間も無駄にせずに済みますから。
たまに一から十まで全部本人さんから聞き取りして、さあ帰ろうと思ったら
「あれ全部嘘なんで」
とすべて覆されることがあります。
「排尿」の定義もね、ちょっとややこしいんですね。
まず「見守り等」は、排尿に対して見守りや声かけ、確認や指示のことを言います。
例えば動作はできるけど、横から
「ズボンおろしてください」
「拭いてください」
「水を流してください」
などの声かけが必要な場合です。
トイレまでの移動はこの項目には含まないのですが、認知症の方にトイレの声かけをするのは含まれます。
そして「一部介助」ですが、要するに排尿行為のどこかで部分的に手伝うこと。
これもいろいろな場面が当てはまります。
尿器やポータブルトイレに自分で排尿するのは介助なしだけど、その片づけを誰かがしていれば「一部介助」
おむつやパッドに失禁していても、それを自分で新しいものと交換できれば介助なしで
誰かが交換していれば「一部介助」
ズボンの上げ下げの介助は必要でも、自分で陰部を拭くことができれば「一部介助」
日常のトイレ掃除は含まれないけど、あまりにも尿をまき散らして、トイレ掃除が頻回に必要な場合は「一部介助」
といった具合に細かく定められているので、素人さんにはわかりません。←
とりあえずありのままの姿を伝えてください。
「全介助」は、ベッド上でおむつ交換をしている場合
トイレに行っていても、ズボンの上げ下げや陰部を拭く行為、すべて介助者が行っている場合等があります。
わりとこの排尿に関しては、「何回あるか」や「夜間もあるか」も聞かないといけないので、何らかの介助が発生していれば、聞き取りに時間がかかります。
頑張りましょ。
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排便 (第2群 2-6)
「介助されていない」「見守り等」「一部介助」「全介助」
だいたい排尿と同じです(雑)。
しいて言うなら「毎日排便ありますか」って聞くんですけど、ほんと便秘に悩んでいる高齢者は多いですね。
何らかの下剤飲んでいる人も少なくないですし。
便秘で気張りすぎて血管が切れた人
下剤で一度に便を出しすぎて、血圧が下がってショック状態になった人
私どちらも見てますので、便秘侮るなかれで、きちんとお薬で調整するなりして頂ければと思います。
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介助の方法③に続きまーす☆