ケアマネ日記

介護の人が家に来るときおもてなしをどうするか 何もしないのが正解です

ケアマネやヘルパー、時には認定調査員など、介護保険を利用しているといろいろな人が家にやってきます。

その時に、

マダム
マダム
お茶やお茶菓子は出したほうがいいのかしら?

なんて悩んだことはないですか?

 

今日はそのお悩みにお答えしますので、全く悩んだことない方はここでごめんなさいね☆←

 

私のお仕事ケアマネは、利用者さんの家を訪問するのも大事な仕事。

雨が降ろうが槍が降ろうが

ふう
ふう
イヤ槍が降ったら多分訪問日変えてもらいますけど

とにかく暑かろうが寒かろうが、訪問には伺います。

 

で、おうちに上がって、今のサービスで困ってることはないですか、最近の様子はどうですか的なお話をするわけですね。

 

ちなみにですがこの訪問、モニタリングといいまして、これをしないとケアマネは法律違反ってことで罰則が科せられます。

モニタリングは、

要介護者の場合は最低月に一回、要支援者の場合は三か月に一回(電話でのモニタリングは月に一回)

必ず自宅に訪問し、本人を前にして行うこととされています。

 

大きな声では言えませんがこれをもしあなたのケアマネさんがしていなければそりゃちょっとごにょごにょごにょです。

 

そこで、今利用している介護サービスが妥当かどうかを聞き取るわけで、モニタリングの内容やその記録はしっかり残さなくてはいけません。

 

ケアマネの仕事はなんせこういった書類の作成が多いんです。

ふう
ふう
だから本来の利用者さんとの時間っていうのがどんどんなくなるしだからあのケアマネはいつも忙しそうってなるしごにょごにょ

 

このモニタリングをめんどくさがったり「そんな毎月来なくてもいいでしょ」って言われる方もいるんですが、保険を使ってのサービスですので決まりごとはあり、どうか良しなにご理解いただきたく思います。

ふう
ふう
こちらも行かなくてはいけない事情があるんで嫌がられてもごにょごにょ

モニタリングのことはこの記事にも書いてます☞「介護サービスの基本 介護保険を利用するにはどうしたらいいの?」

 

でまあ、おうちで楽しく(ばかりでもないけど)お話するんですけどね、ここで皆さまにお聞きしたいのは

おうちに来てくれたケアマネもしくは介護事業者におもてなししなくてはならぬと思っていませんか?

そういうお話。

 

今回のテーマはくだらないですよ。

ふう
ふう
でも知っててほしいの。




介護事業所が家に来ても「お茶の一杯もいりません」

まあもうこれにすべてが込められていると言いますか、遠慮でもなんでもなく、ほんとお茶も出さなくていいです。

 

多分ね、ものすごく厳しい事業所とか、認定調査員とかは「お茶出されたら困ります!」みたいに断固拒否してるんじゃないかと思いますね。

出されても手を付けないというか。

 

まあでもそれってね…胸糞悪くないですかね?

出したお茶飲まないってのはね…

私少なくともその勇気ないですね

「私の出したお茶飲めないっての?」てなりそうやし実際なるし。

ふう
ふう
なるんですそのあとの空気悪くなるんですいやならない場合もあるんです必死か

だからまあお茶くらいはいいかなって思うんですけど、積極的にはいらないですほんとに。

 

お茶用意されている間待つ時間とかも「えっと何したらいいのかな」って思うし、こっちはしゃべる仕事なんで、意外とお茶飲むタイミングってないんですよ。

さあ帰ろと思う時に「お茶出しますわ!」とか、割と本気でお構いなくって思うんですけどね、うん。

ふう
ふう
相当本気。

 

多分ね、家に来た人にお茶も出さないのはって、礼儀としてってあると思うんですけど、こちらは仕事で行ってますので、本当に気持ちだけで結構です。

出してもらわない方が気楽です。これ本音。

 

おもてなしをお断りしない場合もある

とはいえ、ここからはちょっと現場の話になっちゃうんですけど。

 

利用者さんサイドの方は、事業所には何にも出さない渡さないそれがお互い気楽ですってな話だけ覚えておいてほしいんですけど。

 

実際のところはですね、おもてなし族は存在します。

 

訪問するたびにお茶菓子出しておもてなししてくれる族ですね。

せめて袋菓子ならいいんですけど、本気のケーキとか出てくる場合もあります。

 

これね、多分なんですけど、すごく言い方おかしいかもしれないですけど

私の喜ぶ顔見たいんだと思うんですよ。

ふう
ふう
いやマジで

 

なんかね、ケアマネの訪問をものすごく楽しみにしてくれていて、おもてなししてたくさんいろいろ話を聞いてほしいっていう、そういうご家庭ってあるんですね。

特に介護を抱え込んでいて、他に話を聞いてくれる人がいない家族さんに多いです。

ケアマネと話をするのが楽しみって思ってくれる人。

ケアマネ冥利に尽きますよね。

家族の支援もケアマネの仕事だし☞「ケアマネは利用者のために仕事をするのか それとも家族のためなのか」

 

その時におもてなし物が出てきたら、もちろん「わー、うれしい!」言うじゃないですか

私本当は甘いもん嫌いやけどそれがファンタとシュークリームでも。

ふう
ふう
あまあまのコーヒー牛乳よりはましです

そしたらね、すっごい嬉しそうにしてくれるんですよね。

特に私なんかはまだ若いので、子供孫見てる感じなんでしょうね。

 

そういえば昔、この手の家で担当者会議して、「うちはこういうの禁止なんで」って、最後までケーキ(しかも本気のティラミスな)食べなかった相談員がいてね。

 

食べてくださいって何回も言われてんのに「規則なんで」って、せめて糖尿病とかそういう嘘も方便言わんかい家族さんキレとるやないかって、とんでもない空気になったことあってね。

奪い取ってケーキ食べようかと思ったよね。

 

あとはね、利用者さんがどうしてもって言ってこれくれたんですけど、うちこういうの禁止なんでって、箱詰めのお菓子本人に返してくださいって持ってきた事業所とかね。

ふう
ふう
なんでもケアマネにさせんなや

 

いやわかるよ、わかるけどさ

今回だけ頂きますとかないんかいええ大人やろ!

 

やっぱり人間同士で良い関係を築いていきたいと思うので、うちの事業所に関しては、そりゃ「もう次からはけっこうですから」っていうけど、割とごちそうになるし、お菓子もらったりはしてます。

同僚は誕生日にでっかいサボテンもらって抱えて帰ってきました。

ふう
ふう
しかも徒歩

 

でもやっぱり気は使うし、向こうも気を使って用意してるのかなとも思うし、そもそも何か食べながら話も進まないので、本当に何度も言いますが気持ちだけで結構です。





ちなみに私、初めましての医師の往診に合わせて訪問したら、「先生来るまでに食べて」ってスーパーカップのアイス渡されて、食べてる途中に先生が来てとはいえアイスやから中断もできず

「初めましてケアマネですアイス食べててすみません」

てなったことあります。

ふう
ふう
終わらないんだスーパーカップが。

 

あと、当たり前ですがお金は絶対に受け取りません。

これだけは断固拒否です。

たまにいるので要注意ですが、これは嫌われても断らないととんでもないことになります。

 

 

結論といたしましては、ほんとタイトル通り

「おもてなしはお気持ちだけで結構です」

 

ふう
ふう
なかなか本人さんたちには言えないんで、ここで言わせていただきました☆