認定調査

要介護認定調査⑩ 『特別な医療について』と認定調査のまとめ

要介護認定調査の項目「過去14日間に受けた特別な医療について」

これも『有無』、あるかなしかで判断します。

要介護認定調査の最後の項目です→前回こちら

 

過去14日間で判断しますので、15日前だと該当しません

ふう
ふう
月に一回だけやってますってな方で、調査のタイミングによってはチェックが入れられないので要注意。

 

あと、「医師または医師の指示によって看護師等が行っている医療行為」という大前提がありますので、家族や介護職員が行っている場合は選択しません。

 

急性期の治療は含みません。

また、14日以内であっても、処置が終了し、継続して行われない医療行為も選択しません。

ふう
ふう
例えば肺炎で抗生剤の点滴をしてたけどもう抜針してて、この先点滴する予定がないとかね

あくまで継続的に行われる医療行為を指します。

 

【処置内容】

・点滴の管理・中心静脈栄養・透析・ストーマ(人工肛門)の処置・酸素療法

・レスピレーター(人工呼吸器)・気管切開の処置・疼痛の管理・経管栄養

【特別な対応】

・モニター測定(血圧、心拍、酸素飽和度など)・じょくそうの処置

・カテーテル(コンドームカテーテル、留置カテーテル、ウロストーマ等)

 

ひとつづつ説明しようと思ったんですが、するほどのことではないという事実に途中で気づき、やめました。

ふう
ふう
おい

 

医師または看護師等が14日以内に行っていて、今後も継続的に続く医療行為

これがすべてです。

 

あ、でもひとつだけ。

『疼痛の管理』なんですが、これはガン末期の痛みコントロールか、それに相当するような管理の場合のみ選択します。

普段から痛み止め飲んでいるとか、電気療法しているとか、シップを貼っているとか、その程度では選択しませんし、一般的な痛み止めの注射を打っている場合も選択しません。

 

…ぐらいかなあ。

ふう
ふう
…ほかにないなあ

認定調査のまとめ

長らく書いてきましたこの認定調査。

なぜここまで逐一説明したかといいますと、この認定調査の結果で生活の質が変わるからです。

 

大げさではなく、介護認定の結果を聞いて、腰砕けてしまったり青ざめてしまうことがケアマネにはたくさんあります。

もちろん、どんな結果が出ても問題ない利用者さんもいます。

でも、今の生活を維持するためには絶対にこの介護度がいる、そういう利用者さんも多いんです。

 

私自身は、利用者さんの認定調査にはできるだけ立ち会うようにはしていますが、それはケアマネがついてからの話ですし、初回の認定調査の時は基本的にはケアマネはいません。

 

全くの他人が初めましてと来て、あれやこれやと質問されるわけですから、緊張もされるでしょう。

なんだか聞かれていることがよくわからないけど、とりあえず何か答えなきゃな、と思ってしまうこともあるでしょう。

その時に、事前に何を聞かれるか、この質問の意図は何か、どういったところを確認しているかがあらかじめわかっていれば、そうびっくりする結果が来ることもないと思います。

 

長々と書いてきた理由としては(ほんと長すぎたな)、認定調査の時に自分の状況をそれはそれは逐一話してくださる方が多いのですが、それが調査内容に反映しないことがものすごく多くてですね。

そうなるとこちらも人間ですから、いる情報いらない情報がごっちゃになってしまって、掘り下げて聞きたい項目がおざなりになってしまうこともあるんです。





あとですね、調査員もピンキリですので、上手な人下手な人いるんですね。

その場合はやっぱり調査を受ける側も、多少何を聞かれるか、何が反映されるかを頭に入れて、大事なことをピンポイントで伝える必要があると思います。

ふう
ふう
もちろん調査員が頑張らなくてはいけませんそりゃもちろんです

身近な方が認定調査を受けるとなった時、今回のこの長編シリーズをお読みいただき(長編の自覚あります)、少しでも良い結果を出していただければ幸いです。

ふう
ふう
ファイト♡

 

このシリーズを全部読むのはしんどいわってな方は、「要介護認定調査の裏話 上手に結果を出すために気を付けておくこと」を読んでね♡