ケアマネ日記

介護を拒否する高齢者 おむつや介護サービスの拒否をどう説得するか①

高齢者がおむつをしてくれないデイサービスに行ってくれないヘルパーを拒否するお風呂入らない外出しないし言うこと聞かない。

困っている家族さんはたくさんいます。

そういう場合、そのように対応すればいいか、一緒に考えていきましょう。

 

さて、居宅ケアマネとして働き、かつ認定調査員としても働く私。

この仕事について丸10年です。

 

ケアマネのお仕事は、ケアプランを作成し、モニタリングし、給付管理をする。

だけにあらず的なことはケアマネタグの記事に書きすぎるほど書きましたが、特にここに書いたように

「ケアマネは利用者のために仕事をするのか それとも家族のためなのか」

専門的な知識と経験を豊富に持ち!!

ふう
ふう
自分でハードルをアゲアゲ

悩めるご家族さんのご相談に的確かつ速やかに返答する!!

それもケアマネの仕事!!

なんですけど!!

タイトル!!

「介護を拒否する高齢者 おむつや介護サービスの拒否をどう説得するか」

超絶困難!!

ふう
ふう
困難!!

 

はっきり言ってこの仕事してたら、この手の質問週2で受けます。

利用者さん以外に認定調査先でも受けますし、突然の介護相談でも受けます。

だから週2として9年として何回この相談受けたか、まあそこは計算してください( ー`дー´)キリッとして

こういう場合はどうしたらいいのか、私なりの考えを書きますので、参考になるところは参考にしてもらえたら幸いです。

 

介護拒否はなぜ起きるのか まずは原因を考えましょう

ここでお伝えしておきたいのですが、このブログに関してはかなり本気で書いてますし

ふう
ふう
(え、他のブログは?)

正答できることだけ、自信をもって説明できることだけを書くようにしていますが

ふう
ふう
(え、他のブログは?)

この記事に関しては、私の主観が大きくかかわっていると思っていてください。

 

というのはね、私もいまいち正解がわからないと言いますか何と言いますか

私ね、介護の仕事を始めて20年ですから、まあ今まで関わってきた要介護者さんっていうのは、間違いなく4桁になるわけですね。

でもね、これほんと当たり前のこと言いますけど

1000人いれば1000人みんなちがう人なんです。

全く同じ仕事をしてきて全く同じ病気にかかって全く同じ症状が出ても、それはちがう人なんです。

 

何が言いたいかというと、人によって声掛けの仕方とかこうした方がいいとかのアドバイスは全く変わってくるので、ここでの話が今お困りの方にそのまま当てはまるかっていうたらそれはどうかわからないんですよ。

ふう
ふう
え。身も蓋もしゃしゃりもない。

だからほんと一般的な話にはなるんですけど、一番考えてほしいこと。

なぜその介護拒否が起きているのか。

 

例えば、失禁がひどくて本人が気づいておらず、尿汚染や尿臭がひどいのでおむつをはいてほしいのに、本人が嫌がってはいてくれない。

この質問は間違いなく億千万受けてます。

ふう
ふう
ジャパーン!!

でも、原因もその人ごとにちがう。億千万の理由があるんです。

ふう
ふう
ジャパ…もうええか




高齢者がおむつを拒否する原因

話を戻しまして、失禁があるのにおむつ(リハビリパンツやパッド類)を断固拒否される場合、どういった理由が考えられるでしょうか。

・プライドが許さない

・自分が失禁している自覚がない

・おむつをしなくて困らない

・おむつの感覚が苦手

・おむつ代がもったいない

多いのはこのあたりでしょうか。
特に始めの二つはむちゃくちゃ多いですね。ていうかほぼこれかな。

意外なところで最後のお金がもったいない派も少なくないですが、それを表に出すかどうかはまた別問題。
プライドが高くて言い出せない合わせ技一本の方もいる。

 

お年寄りはもったいないからってパッドを干したり汚れてもリハパンを変えようとしなかったりしますし、パッドと陰部の間にトイレットペーパーを折って挟む方も多いです。

もちろん衛生上よろしくないんだけど、それはいったんおいときましょう。

衛生状態と金銭問題を天秤にかけたうえで、パッド干してるわけですから。

 

困らない派の人も困りますね

ふう
ふう
意味わかりますか?

困らない派の人で困ってんのは介助者だけですから、オムツはかなくても本人困らないわけです。

ふう
ふう
意味わかりますか?アゲイン

 

では次は介護サービスの拒否について考えてみましょう。




高齢者が介護サービスを拒否する原因

これもたくさんありますね事例。

 

私は介護サービスをおすすめする仕事をしているので、これに直面して頭抱えることたくさんあります。

こちらからすればたくさんの事例を見たうえで

このサービスは必要だ、利用しないと後々大変なことになる、もしくは介護サービス利用によって生活が改善するっていうのが経験として分かって提案するんですけど

利用者さんからしたら知ったこっちゃないんですよね。

 

他の人がサービスを使ってよい生活になったかどうかなんか興味ねえわけです。

嫌なもんは嫌なんです。

ふう
ふう
人生の先輩方はちょっぴり頑固♡

 

サービスを拒否する理由としては、先ほどと同じ「プライドが高い」「自分は困っていない」「必要性を感じていない」「お金がもったいない」のほかに、こういったものがあります。

・家に誰かが来るのが嫌(訪問介護)

・めんどくさい、しんどい(デイサービス等)

・人と関わるのが嫌(主にデイ)

・こんな体で恥ずかしい(これめちゃくちゃ多い!)

・施設は絶対いや(ショートステイ等)

・年寄りばっかりのところに行きたくない(これマジ一位案件!!)

最後のやつ!めっちゃくちゃ多いです!!

あ な た さ ま も お と し よ り で す よ。

ふう
ふう
言いたいけど言えない!!





訪問介護を嫌がるのは女性が多いです。
やっぱり台所触られるの嫌なんですよね女性って。

とくに家事がアイデンティティだった主婦の方は抵抗されます。

逆にデイサービスは男性が行かない!!

その代わり、行ってしまえばはまるのも男性です。

ふう
ふう
ま、プライドかなあ結局は

 

ショートステイに関しては、本人さんも拒否しますけど家族さんも「いやそこまで…」ていうこと多いですね。

そしていざという時大惨事になる。→「もしも介護者が倒れたら② 普段からショートステイを利用しておこう」

 

このように、一言で拒否といってもたくさんの理由があるわけです。

ひとつの場合もあるし複数ある場合ももちろんあります。

まずはこの理由をきちんと聞き出すこと。

そしてその上で説得にあたる必要があります。

そのあたりはまた次回でお話しましょう。

ふう
ふう
では~