さて、2020年の春現在、新型コロナウイルス関連で世の中は大変なことになっています。
↑随時コロナ関連の状況を書いてはいるのですが、えらいこっちゃの文字数になってきたこともあり、そして少し情勢が変わっていることもあり。
違う角度から、現在の介護業界事情をお伝えしていきます。
身近に要介護者がいなかったり、介護業界になじみがない方には他人事な部分もあるかもしれないですが、そしてそれが悪いわけではもちろんないのですが。
超高齢化社会の現在で、高齢者の感染が爆発すれば、医療が崩壊します。
医療が崩壊すればこれすなわちわが身に降りかかる話。
あとはまあ、介護職員も頑張ってんだよねって言いたいだけ。
の話です。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
2020年4月1日現在 コロナ流行の時代のケアマネの仕事の変化
ないです。ほとんどない。
仕事の変化はほとんどない。
何ならじわじわ忙しくなっている。
コロナ対策の介護業界への指示は、ほぼ前記事のこの通達で止まってます。
社会福祉施設等(入所施設・居住系サービスを除く。)における感染拡大防止のための留意点について
Vol.769 令和2年 2 月24日 厚生労働省老健局
このあともそりゃちまちました指示は出てるけど、たいした指示はない。
しいていうなら
ていう、笑いのセンス抜群の通達は来たけどそれ以外はない。
しかもマスクはまだ届かない。
しかもしかもマスクが届いた訪問介護事業所は、ヘルパー25人に対して5枚が来た。
間違いなく今は年度の境目で役所は人事異動シーズンなので、それが治まるまでは大きな動きはないと踏んでいます。
春だもの。
デイサービスもやってます学校は休校なのに。
ショートステイの受け入れも施設入所の受け入れもしてる。
していないところもあるし面会謝絶にしているとこもあるけど、認定調査も私らマスクして行ってる。
ここからはケアマネに対する指示なんだけど
サービス担当者会議は「軽微な変更であれば」「書面での照会も可能」
という、クソほど当たり前のお達しが来ただけで、毎月のモニタリングに行かなくていいとも何とも、訪問禁止の指示はおりてきていません。
指示が来るはずだと思って3月末まで待ちましたが、来ませんでした。
訪問させるはずなんかないと思って待ちましたが、来ませんでした。
毎日通達の来るサイトを見ましたが、来ませんでした。
来ませんでしたからには訪問に行きませんと違法になり減算になりますから、不要不急の外出が自粛要請されている中、高齢者の家に行きました。
Twitter等を見ていると、モニタリングは訪問ではなく電話でしろ
その際利用票は送付で構わないという市町村も若干あるようです。
うらやまし。
で、人生のパイセンたちは、コロナを異常に恐れる一部の人以外はそんなもん知ったこっちゃなくて
訪問時接待が行われます。
マジ勘弁す。
そんなもんうつるかいなとか大丈夫やとか言い出すからマジ勘弁す。
うちのお茶飲まれへんのかとか言い出すからマジ勘弁す。
↑いらんよってな話。
マスクの替えもないから、同じマスクで一日何軒も回ります。回りました。
だって国が止めないんだもの。
訪問しなくていいと言わないどころか、
言うてきてんだもの。
このように私はケアマネとして、世の中がどうなろうとも、日々皆様と濃厚接触しています。
はっきり言いますけど、ケアマネの仕事で不要不急なんかほとんどないし、基本書類作成と事業所への指示出しと請求業務と謝罪と謝罪と謝罪が仕事。
あと謝罪。
テレワークも可能なはずなんですよ訪問さえなければ。
自宅で開業している一人ケアマネもいますしね。
うちの会社は無理ですけどね。
無駄にセキュリティ気にしますからね。
データ持ち出し厳禁ですしね。
ちなみにこれ書いてるうちに4月入りましたけど、休業補償の話も一切出てないですしね。
だから子どものことで休んだん、有給使いましたけどね。
新型コロナ濃厚接触者への介護保険サービスの指示
さてそうこうしているうちに、わが町でも感染者は現れています。
感染者を特定することが良いのか悪いのか、賛否両論ありますが、私らの職業的には
「そこに年寄りはいるのかい?」
だけは聞きたいがっちりいましたがっちり年寄り集まる場所で出ました。
てなったんだけど、その後特になんかの報告はなく。
三日してからようやく市町村から指示が出ました。
訪問系のサービスの人は気を付けて行ってね。
使い捨てマスクと薄手の手袋使って訪問してね。
訪問した人熱出したらまた連絡してね
笑いのセンス抜群か。
陽性反応が出ればもちろん隔離で入院なので、介護サービス利用はありませんが、そうじゃない単なる濃厚接触者の場合。
訪問介護や訪問看護は利用してOKとのことです。
マスクと手袋と換気と手洗いしてね♡
ですって。
たまたま私の利用者さんには該当者はいなかったけど、そうじゃなかったらどうなるのかな。
ある地方ではすべての介護サービスがストップして、ケアマネが走り回ってるとかいないとかいるとかいないとか。
いるとか。
とりあえず以上が2020年4月初旬の状況です。
刻一刻と変わるでしょうけど、今はこんなん。
記録として現状をリアルタイムで残していますが、私はこの事態で忙しくなるのは仕方がないと思うし、協力できるところはしたい。
もし現場が機能しなくなったら、なんやかんやいうて、食事介助おむつ交換入浴介助(は我慢してもらうわ清拭で)に走り回ると思いますし、それを嫌だとは思わない。
だって介護福祉士なんだもの(自慢)。
でもですね、もし私が無症状の感染者でですね、知らずに忙しく訪問を繰り返していてですね。
訪問先の利用者さんが感染して、万が一のことがあったらですね。
私もうこの仕事できないです。
この恐怖心は、この時代の介護職員(だけではないと思うけど)、みんな抱えていると思います。
ひと世帯に布マスク二枚配ったるからな任しとき!やないでほんま。
次このコロナについて書くときには、収束して世の中が平和になっていますように。
「新型コロナウイルス③ 緊急事態宣言後のケアマネの仕事と介護業界の変化」