要介護状態になる要因として多い脳卒中。
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中は、ある日突然発症し、大きく生活を変えてしまう恐れがあります。
てことで一句。
秋が来た 脳卒中に 気を付けて!
でもね、これ本当に心の叫びですから。
ちなみに私らの業界の季語をご説明すると
・春はメンタル
・夏は熱中症
・秋は脳卒中
・冬は肺炎
熱中症はこちらでお話しました。→「高齢が熱中症にならないために 水分補給と温度管理を上手に行う方法
では季節は進みます。
秋の風物詩、脳卒中行ってみよう!
目次(クリックするとその項目に飛びます)
そもそも脳卒中の種類は?
改めまして脳卒中の種類は大きく分けて4つ。
・脳梗塞(血管が詰まる)
・脳出血(血管が切れる)
・くも膜下出血(動脈瘤が切れる)
・一過性脳虚血発作(TIA)(一時的に脳梗塞の症状が現れる)
どれがどういう病気でっていう話は横に置いといて←
介護の仕事をしていると、この脳卒中の既往歴がある利用者さんとの出会いは非常に多いです。
もちろん、みんながみんな脳卒中から要介護状態になるわけではありません。
後遺症もほとんどなくて一見全くわからない方が、お話しているうちに
と教えてくれて驚くこともありますし、一時は後遺症等があっても、急性期の後しっかりとリハビリをして回復された方もいます。
☞事例はこちら「病気やケガで介護が必要に!でも退院して家に帰るのが難しい時すること」
でもですね、やはり脳卒中が原因で重度の要介護状態になる方も少なからずいらっしゃるわけです。
場所が悪かったり症状が重かったりすると、命を落とすことすらあります。
そしてそれは本当にある日突然来るわけです。
そしてそしてそれは秋が多いと。
気を付けてさえいれば完全に防げるってな話でもないですが、できればもちろん発症したくないですよね。
他でもない自分のために、できる限り予防する努力はしましょう。
秋に脳卒中が多い理由は「寒暖差」
脳卒中が秋に多い理由としては、お察しの通り寒暖差です。
寒暖差による血圧の変動が原因で発症しやすくなりますし
「寒っ」て体に力入れるのもそうでしょうし
夏の疲れも出るでしょうしってまあ理由はお察しの通りです。
脳卒中の予防方法なんかも、お察しの通りですからここでは省きます。
なんでこんな雑に省いてるかと言いますとね、まあ世間で言われる脳卒中の予防方法なんかそうあてにならないんじゃないかななんて、たくさんの利用者さんを見て思うんですよね。
高血圧の人はそりゃ多いけど、低血圧でももともとの血管の奇形から何回も脳出血を繰り返している利用者さんもいますし、お酒もたばこもやらなくて適度に運動している人も発症してるし。
糖尿病もそうですけど、脳卒中って、なんか普段の生活を好き勝手したせいでかかる病気っていうイメージがね、多少あるんですけど、そうとばかりも言えないですから。
だから、とりあえずの私の経験を踏まえて言うと
脳卒中の引き金はストレスと疲れと温度差が多い。
これってね、高齢者の方もそうですけど、若い人も他人事じゃないですからね。
脳卒中が原因で要介護状態になった二号保険者も少なくないです。
☆二号保険者 40歳以上64歳未満の「特定疾病」が原因で要介護状態になった方をいいます
まあでもねえ…。
疲れとストレスのない40代50代なんかいないし、寒暖差にいたっては、どないしょうもないんですけどね。
大切なのは他人事に思わないことじゃないかなと思います。
疲れたら休む。これを徹底しましょう。
秋はリハビリ病棟が混む
これですね、うちの父親もセオリー通り11月に脳梗塞になったんですけど
急性期病棟を退院してください
さあそのあとどうするってなった時、はっきり言われましたもん
「この時期リハビリ病棟いっぱいだから入れるかどうかわからない」って。
だから変な話、はやりの時期に脳卒中しちゃうと、都合のいい病院や施設が込み合ってるかもしれないので避けた方がいいですねって、それができりゃまあ苦労しないんですけど。
とりあえず、話が好き放題飛びましたが、秋はこういったリスクがあるということで無理やり締めまして、大切なことを最後に真面目に。
少しでも体の動きがおかしかったり、しゃべりにくかったりしたら、遠慮なんかいりません。救急車を呼びましょう。
早期発見早期治療早期リハビリあとなんや、早期元気になりましょうね!