介護保険

介護サービスの種類 訪問介護のこと① 基本の知識とその時間の決め方

介護保険のサービスの中で、一番取り決めが厳しくて難しくて勘違いされやすくて説明に困りつつも身近でお世話になることが多いサービス訪問介護についてご説明します。

 

訪問介護というのは、文字通りヘルパーさんがおうちに訪問して介護を行うサービスです、以上。

 

なんて一言では語りつくせないわよ!

 

この訪問介護というのは非常に複雑なサービスというか、いやサービス自体は全然複雑じゃないんだけど、とにかく背景が複雑というか、素人さんが思ってるよりもややこしい面が少なくないんですね。

 

私らケアマネは、介護保険のプロでその内容を網羅してるんですけど(はいハードル上げた)、介護保険の文面だけでは判断できないサービスを導入したい場合って、保険者(市町村)にお伺いを立てるんですよ。

 

いや、ぶっちゃけて言うと、介護保険のグレーな部分で「このサービス認めてよ!」てな戦いいや小競り合い違うやり取りもしくは話し合いをするんです。

保険者が「そんなんダメ」って言ったサービスはケアプランに入れられませんから。

 

で、その戦い(て言うてもうてるがな)で一番多いのが、この訪問介護にまつまわること。

とにかく一番生活に密着したサービスなので、イレギュラーなことが起きやすいんですね。

そしてそのイレギュラーを、頭の中だけで介護生活を想像して机に座って介護保険作ったような官僚様は想定していませんから、介護保険に明文化されていないことがたくさんあるんです。ハイ悪口。

 

ここまでの文面で、いかに私がこの訪問介護のサービスにおいて苦汁をなめ、納得いかず地団太を踏み、かつ役所と戦ったか(もう戦いって言っちゃうね♡)わかっていただけるかと思います。

そんな訪問介護を、できるだけ詳しくお話していきたいなと思います。

 

訪問介護の種類と提供時間の考え方

ちなみに、ここで説明するのは介護給付、要介護1~5の方の場合です。

要支援の方は全く考え方が変わります。

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訪問介護の種類は大きく二つ。

家事を中心とする生活援助

体に触れるもしくは見守る身体介護

この内容に関しては、のちに一つづつ詳しく説明していきますが、この二つのサービスが基本の考え方になっています。

もうひとつ、通院等乗降介助というサービスもあるにはあるのですが、それはもうかなりレアキャラなのでいったん横に置きましょう。




で、この生活援助と身体介護は単位も違うのですが(身体の方が高いです)、介護給付の訪問介護の場合は、必ず初任者研修もしくはヘルパー二級以上の有資格者がヘルパーとして勤務し、サービスを行います。

 

だから超絶壮絶人手不足。

訪問介護事業所の管理者さんは、いつでもどこでも誰でもヘルパーを探しています。

向かいのホーム路地裏の窓そんなとこにいるはずもないのに探しています。

資格はいるわ給料安いわ仕事大変やわトラブル多いわって誰が喜んですんねんな給料上げて待遇改善しろ!

 

私は基本的に介護の現場で働く事業所さんをすべてリスペクトして感謝していますが、特にヘルパーさんはすごいなと思います。

…私は一年半で音を上げましt

 

で、例えば生活援助だけが必要だなと思えば、まずは20分以上45分未満の生活援助2か、60分ないしは70分の生活援助3かを検討し、どちらかでプランを立てます。

 

どうこれ「ん?」思わんかった?思ってくれる?

これね、生活援助3ってね

 

45分以上っていう決まりしかないのバカじゃないのバカだろ!!

 

こうなった歴史語りだすと吐き気するからやめとくけど、なんせそんだけの決まりしかないから、多くの事業所さんは60分か70分で決めてますそれに従いますほんまはその時間ケアマネが決めるねんてあほかボケか単位考えて物言えってな話。

 

あ、ちなみに厚労省の考えでは、必要なら45分以上いくらでも二時間でも三時間でもケアプラン作ってその時間はサービスに入りたまえってなってますよお値段据え置きでね。

バーカバーカ




 

で、身体介護の場合はもっと細かく決められてますが、一応身体1が30分、身体2が60分です。

 

そしてここからもっと複雑なんですけど、例えばね、お風呂入れてもらってそのあとお風呂掃除して洗濯とかなるとね、体に関する介護と家事が合わさるじゃないですか。

その場合は身体生活という、どちらも合わせたサービスでケアプランを立てます。

 

のですが。

 

この身体生活、例えば身体1生活1っていうサービスにするとするでしょ?

じゃあね、身体1は30分として、あとにつく生活1を20分とする事業所と30分とする事業所があるんです。

そんなんばっかやな

 

この場合の生活1ってのがね、身体につく場合だけ生活1っていう単位があるんだけど、その決まりが20分以上45分未満っていう幅があるのマジほんまマジ勘弁。

 

ちなみに先ほど単独の生活2は45分未満という説明をしましたが、これが身体につきますとあら不思議45分以上70分未満になるよ。身体につく生活3は70分以上ね。

 

ややこし!!

 

 

この法改正あった時、各訪問介護事業所は他の事業所に探りを入れまくり(自分とこだけ時間長いとか短いとかしたくないからね)、とにかくギリギリまでこの生活部分を何分で行くか決まらず大変でした。

 

ちなみに一か所生活援助3を45分という、強気設定してきた事業所がありましたが、ケアマネたちからフルボッコにされ、すぐに方針を変えていました。

 

さらに生活援助2は45分未満ではありますが、ほとんどの事業所が45分のサービスで行ってます。未満と以上の違いフル無視(細かいところは44分で計画立ててきます)。

 

なので、もし訪問介護を利用していて何らかの事情で事業所を変えた場合、その事業所の方針で、同じ単位なのに提供時間が変わってしまうかもしれません。

 

ややこしいでしょ?

 

もっと書きたかったんだけど、また続きまーす。