介護保険

介護保険のお金の話 施設入所が安くなる? 負担限度額認定証とは

「有料老人ホームはお高いけど、特養に入るとお安いんでしょ?」

これは、「利用者さんによく聞かれる『介護保険お安くなるんでしょ勘違いトップ3』の質問」のうちの一つです。

 

ちなみに他は「ヘルパーさんに通院介助安くでしてもらえるんでしょ」で

残りの一つは「介護タクシーって安いんでしょ」です。

 

この二つもまたご説明するとして、今回はこれ。

 

施設のお金が安くなるのかどうなのか問題。

 

すっごい大事な話ではあるまいか。

 

地獄の沙汰も金次第

施設選びも金次第

 

ぜひ頭に入れておいてくださいね。

 

あなたの負担限度額認定証は何段階?

特養に入ると費用が安くなる、というのはあながち間違いではありませんが、全くの正解でもありません。←どっちや

特別養護老人ホーム(特養)、老人保健施設(老健)に入所した場合、収入に応じて食費と居住費の減免が効く制度があるんです。

それに関してはこちら、厚労省の説明を見ていただくのが一番わかりやすいかと思います☞

 

ようするに、自分の収入はいくらですよ、預貯金はいくらですよというのを役所に申請し、第1段階から第3段階に当てはまれば、食費と居住費が安くなりますよということなんですね。

これを書いたものが「負担限度認定証」。役所に申請しもらいます。

 

勘違いされがちですが、減免が効くのはあくまで食費と居住費のみ

介護保険の負担額は皆さん同じです(負担割合に違いはあります)。

 

今新しくできているユニット型の特養なんかでは、日常生活費として実費請求を設定しているところも多いのですが、それに関しても減免制度はありません。

これは高めのところでしたら一日2000円ほどに設定していますので、この分だけでも一か月分に換算すると、なかなかかさむことになります。

この実費分は生活保護でも支払う必要があります。

ちなみにこの負担限度額は、特養、老健のショートステイの場合も減免が効きます。

だからこういう時のために早めに申請はしておいてほしいですね。

というのはね、この申請、まあまあ大変なんですわ。

ていうか大変になったんですわ。

 

まずね、自分の分はもちろんですが、配偶者の預金もね、申告しないといけなくなったんですよね通帳のコピー添えて。

クッソめんどくさいこれ!!

 

市町村によるんですが、うちは毎年これ申請しないといけないんです7月ごろに。

あのね、お年寄りにまずコピー取れますかってな話。

結局ケアマネが手続きしないといけない家庭も多いんですけど、人の通帳預かってコピー行くの嫌でしょ。

夫婦の全財産書いた書類持って役所申請行くの嫌でしょ。

でも誰かがやらなきゃダメなんでやりますけどね。

しかもタンス預金から有価証券とかまで書かないかんのですわ書いてる人見たことないけど。

大変ですよほんとに。

でもこれやらないとね、減免効かないからね、仕方ないよね。

せめて一年ごとの更新制度辞めてほしいわマジで。

 

特養等で安くならない人

じゃあここまで読んだら、少なくとも特養や老健なら食費や居住費は安くなるんだねって思われたかもしれないですが、あくまで安くなるのは非課税の人のみ。

第4段階と呼ばれる課税世帯は全くお安くなりません。

 

そしてこの第4段階の人は意外と多いです。

ある程度の規模の会社を定年まで勤めあげた男性は、ここの段階に位置する方がほとんどですね。

そうなると、たくさんのタイプの特養はありますが、最近主流のユニット型特養なんかですと、大体月額20万円くらいにはなります。

すると、有料老人ホームと支払額はそう変わらないことに。

もしも費用面だけで公的施設を希望して第4段階なら、要介護3以上じゃないと入れなくて、順番待ちが必要な特養にわざわざ入る必要もないですよね。

介護負担割合が二割や三割の人はそう多くなくて、選ばれしセレブってな感じもするんですけど、第4段階の人はごろごろいます。

もちろん女性でもいますしね。

 

だからまあ、特養に入ると安くすむっていうのは、食費等が安かった昔はそうだったかもしれないですけど、今はそうでもないです。新設の特養はユニット型ばっかりやし。

あ、でも、こういった公的施設ですと、おむつ類は介護報酬に含まれているので、支払う必要はありません。そういった面では安くすむかも。うん、そうかも。

 

なので、特養に入ると安くなるというのは、間違ってもないけど全員には当てはまらないということを覚えておいてくださいね☆

 

特養等の施設に入って減免が効くかどうかは、負担限度額認定証を申請すればわかります。

少しでも施設について考えていたり、ショートステイを利用する可能性のある方は、ぜひお早めに申請をしておいてくださいね。