ケアマネ日記

急な病気やケガで要介護状態になったらどうすればいいの?

要介護状態になる経緯としては

・年齢を重ねる中で少しづつできないことが増えてきて、少しづつ要介護状態が進んでいく

・脳卒中やその他の急な病気、骨折等のけがで急に体の状態が変わった

この2パターンがほとんどですが

後者の場合は突然状況が変わるわけですから、何をすればいいかわからず、パニックになる方も少なくありません。

 

こういった場合、入院中にできること、しておくことは何か、そして退院後はどうすればいいのか、ひとつづつお話していきますね。

急性期の病院の退院は早い

急に要介護状態になられる方の多くは、ある日突然脳卒中(脳梗塞や脳出血)や骨折等で緊急入院となり、がらりと体の状態が変わるわけですから

気持ちの面でも受け入れられないところに、わりとすぐ退院の話をされて

もう何からどうしましょうとパニックになられる方が多いです。

 

特にこういった緊急の病気を扱う大きな病院は急性期治療を目的としているので、病状が落ち着いたら退院、というのが現在ほとんどのところで徹底されています。

 

え、歩けないのにどうしたらいいの?

麻痺が残ってるのにどうしたらいいの?

 

そりゃどうしよどうしよってなりますよね。

みんなそうです、当たり前です。

でもね、安心してください

手順を踏めば不安なまま家に帰ることはありません。

まずは落ち着いていろいろな手続きをしていきましょう。

医療相談室に相談しよう

こういった急な病気で入院する病院には、必ず医療相談室があります。

病院や地域によって呼び方は変わりますが、入院中や退院後の相談に乗ってくれる専門の部署です。

ここにはMSW(メディカルソーシャルワーカー)という相談員が常在していますので、まずはここに相談に行きましょう。

 

どこに相談に行けばいいのかわからない場合は看護師さんに聞いてください。

そしてSWに「今後の生活が不安」としっかり訴えてください。

 

私は仕事で数々の病院のSWとやり取りしていますが、積極的なところとそうでないところはかなりな差があります。

大切なのはグイグイ相談に行くこと。

 

待っていても向こうから「退院後不安がありますか?」と来てくれる場合もあるし、こちらからアクションを起こさないといけない場合がありますから。

ここ

は遠慮なくGOGOですよ!

すべきことは介護保険の申請とケアマネ探し

SWに相談をすると、まずは介護保険の申請について説明されます。

もし入院前に要介護認定が下りていて、それよりも状態が悪くなっており

退院後サービスが足りないと判断されれば、区分変更申請の説明をしてくれます。

 

そしてすでにケアマネージャーがついていれば、SWがケアマネと連携を取ってくれます。

 

ここで大切なことは、まったく初めて介護保険の申請をされる場合。

病院は介護保険の申請の代行はできませんので

自分で役所に申請に行くか

ケアマネを紹介してもらってそのケアマネに申請代行を頼むか

どちらかの方法になるかと思います。

 

最終的に在宅に戻り介護保険の利用をしようと思うのであれば

この段階でケアマネを見つけておいたほうがいいです。

その方が先々スムーズに進みますし

在宅の相談をそのケアマネにすることができますから。

ケアマネは自分で探してもいいですし、SWに相談すると紹介もしてもらえます。

介護保険の申請とケアマネ探しは早めにしておきましょう。

退院してすぐに家に帰る場合

退院後何とか自宅に帰れそうだと判断しても、元気な時のようには動けないことが多いです。

そういった場合、住宅改修や福祉用具の準備を行います。

これはケアマネに相談してくれれば大丈夫です。

住宅改修は、手すりを付けたり段差の解消をしたりするのですが、役所に申請や手続きが必要ですので多少なりとも時間がかかります。

また、入院中から介護保険の申請を行った場合、退院するまでに介護認定の結果が出ないこともあり得ます。

入院中や結果待ちの間に住宅改修をした場合は、いったん自分で全額払ってから後で保険請求し差額が返ってきます。

福祉用具に関しては、介護保険の結果にもよりますが、退院前に準備してもらえることが多いです。

よくここであせってしまって

お風呂の椅子やポータブルトイレなど、介護保険が利用できるものを、ホームセンター等で購入される方がいるのですが

福祉用具は意外とたくさんの種類があります。

実費で買ってしまうともったいないですし、介護保険を通せば、ケアマネや福祉用具専門相談員などの知識のある人間が、本当に必要で体に合ったものを選んでくれます。

きちんと相談してから検討しましょう。

 

そして、ここでは退院後在宅に復帰する場合のお話をしましたが、もちろん家にすぐに帰るのが難しい場合もありますよね。

そういった場合はどうすればいいのか

また別の機会にお話しいたします。